獅子舞 意味

獅子舞の意味を知っていますか?

獅子舞,意味

日本人ならだれもが一度は見たことのある獅子舞は、正月や祭りなどめでたいときに獅子頭を頭にかぶって舞う民俗芸能です。その起源はインドから始まりチベットや中国など大陸を経て日本に渡ってきたようです。 日本では16世紀の初めごろ伊勢国で飢饉や疫病を追い払うために獅子舞を舞わせたことが始まりだといわれています。その後17世紀に伊勢から江戸に広まり日本各地に定着していきました。 このように始まった獅子舞には悪魔払いや疫病退治の意味が込められていたため、厄をはらって良い年を迎えられると民衆に信じられて今でも世を祝う縁起物として正月や祭りでよく見かけられるのです。 では、新聞やテレビなどでよく見かける、獅子舞が子どもの頭を噛む行為にはいったいどんな意味があるのでしょう。頭を噛む仕草は実は人にとりついた邪気を食べて取り除くという意味があるのだそうです。頭を噛まれた人は悪魔払いや疫病退治をしてもらったことになるのです。特に子どもの場合は成長や学力向上・無病息災などのご利益があるとされ強い厄除け効果があると信じられています。子どもたちが何事もなく健やかに成長して欲しいという思いから、獅子舞は道中で会った子どもたちを選んで優先的に噛もうとしますし、親もそれを喜んで受け入れるのです 。 496

獅子舞の起源をさぐる

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獅子頭を頭にかぶって舞う民俗芸能、獅子舞。日本固有のものを思いがちですが実はそうではありません。獅子とはライオンのこと。日本列島にはライオンは生息していません。ライオンの生息していた獅子舞の起源の国、それはインドです。 インドでは古くからライオンが遊牧民たちの間で神の獣として崇められていました。やがてライオンは偶像化されそれが仮面舞踊となって獅子舞として宗教行事のひとつになりました。その後チベット・中国・東南アジアに伝わり、日本には中国本土経由、朝鮮半島経由、東南アジア・琉球経由の3つのルートに分かれて伝えられたのです。 日本の獅子舞はバラエティーに富んでいますが大きく分けて伎楽(ぎがく)系と風流(ふりゅう)系の2つの系統があります。伎楽系は西日本を中心に全国的に分布している、複数人数で1匹の獅子を操ります。これは中国大陸から伎楽として伝来したものと考えられていて、現在の中国獅子舞とも繋がっています。別名神楽(かぐら)系とも呼ばれています。風流系は主に関東・東北地方に分布し、一人が1匹の獅子を担当していてそれぞれが腹にくくりつけられた太鼓を打ちながら舞います。鹿舞(ししおどり)とも呼ばれています。こちらの起源はもっと古くからある日本古来の舞ではないかという説も根強く残っています。 497

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